聞きなれない病気

髄膜腫について最新の治療とは

髄膜腫という病気をご存知でしょうか。あまり一般的には知られていない病気ですが、脳外科で扱う脳腫瘍の一つです。髄膜腫は良性脳腫瘍の中でも最も多いもののひとつです。女性に多く、良性の腫瘍ですので、いわゆる転移などの症状はありません。多くの場合、髄膜腫は治療の必要は無く、ほっておいてもかまわない疾患なのです。そして髄膜種の厄介なところは、何も無ければ症状が無いので、発見されないまま過ごしている、ということが多いです。そこで、最近のトレンドでは行われる事が多くなった脳ドッグで、CTやMRIを取る事で容易に診断されます。ただし近年の脳外科では、髄膜腫と診断がついても、安易に手術と言う事にはならなくなっています。

脳ドッグで診断を受ける方法

最近は人間ドッグの中でも、脳ドッグが行われる事が多いです。地域や企業検診などでも利用出来ます。ここでは、特に脳神経系の症状が無くても他の人間ドッグと同様に、症状が出る前に早期発見の目的で行われます。そして、脳ドッグでは主にCTスキャンやMRIなどの侵襲性の高くない画像検査で診断されます。髄膜腫はMRIなどで比較的簡単に診断出来ますので脳ドッグで、髄膜腫と診断されると専門の脳外科医へ紹介されます。髄膜腫の治療方針というのは、主治医や患者さんの状態により様々です。前述のように症状が無ければ基本的には経過観察の可能な疾患ですので、必ずしも手術ということにはなりません。しかしながら、腫瘍が脳を圧迫して頭痛や運動麻痺を起こしたり、脳神経を圧迫して視野障害や三叉神経障害などがあれば手術も検討していきます。